上越市にお住まいの佐藤さん、ご自身の自動車保険で修理を行ないますが、修理の見積りが約60万円と高額です。新しくクルマを購入するには予算が足りず、しっかり修理を行ない大切に乗ることになりました。クルマを確認すると、右側面が大きく損傷しています。ドアを開けようとすると開きませんでした。内側からもセンターピラーが変形しているのが確認できます。かなり損傷が大きいです。ここまで損傷していると簡単に交換というわけにはいきません。他の工場だと廃車をおススメする工場もあるかもしれません。
ドアやボンネットの交換は、ナット類で取り付けてあるので難易度は高くありませんが、センターピラーやロッカーパネルは、ボディに溶接されていますので、鈑金修理の技術力が高くないと確実な修理はできません。
右側面の骨格部分にまで損傷が及んでいました。
フレームの歪みを計測してセンターピラーを修理しました。
このフレーム修理を怠ると、異音や水漏れを起こす原因となります。
HONDAのNシリーズは「超高張力鋼板」が採用されており、骨格部分のフレームが非常に硬いのですが、専用ドリルを使用しても溶接部分がすぐには外れません。専用のドリル刃でも刃が立たないくらいです。溶接に関しても、フレームが非常に硬くそして厚いので、溶接機の能力も通常の倍以上必要で、熟練の技無くしては作業が出来ない車でした。
多くの部品交換を行ないましたが、しっかり修理をすることができました。フレームや骨格に影響を与える修理は、設備と技術力のある鈑金修理工場で修理を行なうことが大切です。
交換部品と修理完了後のクルマ。お客さまに修理状況を説明しました。
上越市にお住まいの西山さん、仕事中にクルマをぶつけてしまいました。クルマを買い替え予定だった西山さんは「お金も掛かるし割れたテールランプの修理でも良いかなぁ」と、お考えのようでした。
西山さんの乗られているハイエースは人気車種で下取り相場が高いです。そのまま凹みがある状態で下取り査定を受けて、修理費用分を安く査定されるより、いましっかり直して高く買い取ってもらった方が絶対にお得!ということで、鈑金修理を行ないことをおススメして、今回修理することになりました。
テールランプの交換のみでも走行に支障はありませんでしたが・・
スタッフのアドバイスによりきちんと鈑金塗装修理を実施しました。
できるだけリーズナブルに修理できるよう脱着範囲を最小限になるよう工夫しました。
ご覧の通り、塗装が割れて錆が出ています。ぶつかった衝撃で変形して歪みもあります。歪んだ部分は、鈑金職人が引っ張ったり叩いたりしながら元の形に復元します。パテを薄く、年数が経過してもトラブルが出ないようにクォリティー高く修理します。下取りに出す予定の車でも手を抜かいないのが、モドーリー上越店の職人です。
塗装についても部分塗装ではなく、パネル1枚の塗装を行ないキレイに仕上げさせていただきました。
内装屋さんに勤めている西山さんも、その道25年以上の職人ですが、「どこを修理したのか全然わからないね!さすがですね!」と、仕上がり具合に驚いておりました。結果、修理金額以上の下取り額になったと、大変喜んでおられました。鈑金工場冥利に尽きる修理でした。
修理費用はかかりましたが修理金額以上の買取り査定を手に入れました!
糸魚川市に住む匿名希望Yさんの黒いシーマの修理です。このお車は、いつも大切にキレイに乗られているクルマなのですが、ある日、お出かけ先の駐車場にある看板に接触してしまいました。残念ながら車両保険に加入しておりませんので、自費のとなりました。お客さんの希望は「何とか安く直りませんか?」というご相談です。
大きく凹んでいます。他社だと交換を選択するようなヘコミですね。
複雑に歪んでいます。こんな時、鈑金職人は修理することが楽しくてしょうがないそうです。
少し時間はかかりましたが無事板金修理を行なうことができました。
本来、これだけ大きく損傷していたらパネル交換が必要になりますが、自費で修理を行なうということで、安易な部品交換は行なわずに鈑金修理を行なうことになりました。うまく板金修理できれば、費用は交換に比べて1/3程に収まります。板金職人の腕の見せ所ですね。
平らなボディより滑らかな曲線のボディの修理難しく、鈑金職人の腕により仕上がり大きく左右されるところです。仕上がりは、作業した職人も納得の出来で、お客さまも大変喜んでおりました。
交換部品もなくこの仕上がり!お客さまも大喜びでした。
CX-3オーナーのYさま、駐車場で運悪く、後ろを見ないでバックしてきた老夫婦にぶつけられてしまいました。アクセルとブレーキの踏み間違えでなくて本当によかったとのこと。確かにアクセルとブレーキの踏み間違えなら車はもっと大きな壊れていたことでしょう。
自動車保険のお話もスムーズに進み、相手の保険会社への請求となりました。右フェンダー、運転席ドア等は変形が大きいため交換です。見えないところですがドアの電気配線のカプラー割れがあったり、タイヤハウスのカバーが一部切れていたりしているので交換しました。見えないところですが、しっかりと確認して修理や交換を行なっています。
新品のドアやフェンダーは、どのメーカーも塗装されていない状態で入荷します。新品でも塗装が必要です。マツダCX-3は3コートパール塗装が施されていますので、非常に合わせるのが難しいカラーです。サフェーサー→カラーベース→パールベース→トップコート・クリアと色を重ねていきます。
右フロントフェンダーとドアパネルの修理を実施します。今回塗装がキモとなります。
単純なカラーに見えて職人泣かせのパール色です。
「塗ったことがわからないね!」とお褒めの言葉を頂けました。
最後のクリアを塗るまで、隣接パネルと同じ色になるか?、塗ってみないとわかりません。各色の塗装の厚さでも色味が変わります。見る角度によってパールの輝きも違って見えます。塗装職人が、いかに完成をイメージしながら色を調合し塗っていくかです。長年の塗装経験と高い技術が必要です。
クリア塗装し、乾燥させ確認してみると問題なく仕上がりました。お客さまは、修理をしたところは、色が違って見えると想像していたようですが、仕上がり具合に大満足でした。どの角度からみても違和感なく自然な感じで「自分ではもとのパネルとの違いがわからない!塗ったことがわからないですね!」と喜んでおられました。
パネル以外の細かい部品を手抜きする事なくしっかり修理し&交換しました。